彼を知りて己を知れば、百戦して殆うからず~孫子の兵法

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こんにちは、便利屋SAPPORO 代表・鈴木です。

昨夜のお話を書くべきか迷いましたが、こういったこともあるということで敢えて紹介したいと思います。

クリスマスの夜、21時に電話が鳴り、「ペットのモモンガが車の中で逃げてしまい助けて欲しい」との電話が!

時間も時間だし、我が家の長女10ヶ月を寝かせつけていたので断ろうとも思ったのですが、「助けて欲しい」との言葉に弱くて依頼を受けました。

モモンガ専門の小動物用捕獲器もないし、ネズミ取りのような仕掛けもないし、車中なので虫取り網も役にたたないかと思い、とりあえず、噛まれないように厚手の革手を用意して出動。

猫の捕獲やスズメバチの駆除は経験があるが、モモンガは初体験でしたので移動中にiPhoneで対象動物の情報収集。

モモンガはしっぽが切れやすく、切れたら再生不可とのこと(爬虫類じゃあるまいしそうだろうな)しかも、車中で狭いので暴れまくってガラスに頭を打って死なないか、潰してしまわないかという点も考慮。
猫などであれば多少乱暴に扱っても大丈夫(身体的に丈夫という意味、虐待とかではない)なのだが、モモンガは何せ小さい。10cm位だ。

また、害虫駆除ではないので、「無事に捕獲することが第一」なのだ。

22時に現場に到着。
到着してみると車内にモモンガがいることをすぐに目視できた!
これならすぐに捕まえられるかな?と思っていたが・・・。

まず一回目のファーストコンタクトはあまりにもすばしっこいため、モモンガに触ることすら出来ない!
車中のため、狭く動けないので圧倒的に人間不利!
モモンガは座席などの狭い穴や隙間などを利用して素早く動くことが可能。
密林の中に大型戦車で突入したが、木が邪魔で動けなくて、ゲリラ戦で翻弄されるようなものだ。全く相手にならない(汗)
また、相手が「ペット」であることも、どこか動きに制限を与えてしまう。
傷つけないようにしないといけないという思いがある。
万が一捕まえても、握り潰して死んでしまっては何もならないどころか「マイナス」である。
車もお客様の物で完全アウェー状態。
思い切り出来ないのである。

そうこうしているうちにモモンガはどこかに潜伏退避してまったので、車内から一旦外に出て様子をみることに・・・。

15分~20分後、もう一度車内を確認すると、また車内を動き回っている!

二度目のトライ!

一度目は厚手の革手を履いていたが、薄手の軍手に変えて、とにかく掴まえることを優先したが、やはり相手の動きが違う!かすりもしない。
何も遮蔽物のない部屋だったとしても、本気を出したモモンガを素手で捕まえられるものなのだろうか?それくらい動きが俊敏に感じた。
ネズミもそうだが、人間如きには捕まらないのだ。

やはり失敗・・・。車内にあるどかせる物は慎重に外に出してみる。
モモンガが一瞬のスキに外に出ないかヒヤヒヤしながら、物を出す。
ガムテープでトラップを作って餌を置いてみることにした。
そして、また車から離れる・・・。

三度目のトライ!!

15分~20分後、外からモモンガの様子をしばらく観察し、どこに潜るのかどこを動くのか、どこが動けないのかしばらく観察。
どうやら運転席の下にもぐるところがあるらしいことが判明。それだけでも収穫か?

動きを見ていたら、ガムテープのトラップも難なく通過する。粘着力が弱すぎるのと爪先で走るので接地面積が小さい、そしておそらく軽いので相当な粘着力があるものではないとつかないだろう。
ただ、粘着力が強すぎてもいけないのだ。害虫駆除ではないからだ・・・これも困った。

車の中に入るもすぐにモモンガは撤退潜伏してしまった。

そして、この時点ですでに24時・・・。クリスマスも終了。
戦いから2時間経過した。

その後、24時以降からモモンガは出てこなかった・・・。
運転席下にいるのは音がするのでわかるのだが、運転席をどうこうするにはドアを開けて作業しなければならない。
動きの早いモモンガが車外に出ればもう二度と掴まえることは出来ないだろう。
しかも帰巣本能などはこれっぽちも期待出来ない。しかも冬である!外来種なので寒さには弱い。

時間は25時である。時間だけが経過してしまう。

これ以上は便利屋としてはどうすることも出来ないと依頼主に降伏宣言をしてしまった。
もちろん「お代は頂けません」と申し出た。
移動に1時間、深夜4時間対処したが結果を出していないので当然である。
しかし、心優しいお客様が「足代だけでも」と好意で言ってくださったので、半分だけ頂きました。
プロとしては仕事が完了していないのにお金を頂くことは出来ないのですが、お客様のご厚誼として頂きました。

今回の失敗で学ばなければならないことがありました。
1.情報不足~初体験で、相手の情報が少なすぎた。
2.道具などの準備不足~情報不足からくる対処の仕方が甘かった。
3.過信~どうにかなるだろうという過信があった。当社じゃなくて、違う業者だったら捕まえられたかもしれないので逆に迷惑をかけてしまった。

追加
本日の昼頃、気になってどうなったかをお客様に連絡してみましたが、まだ捕獲できていないようです。
私も仲間に聞いてみましたが、劇的な方法はなく、ブログを読んだ方で何か良い方法があったら教えてください。よろしくお願いします。

 

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